アルバムタイトルA Jazz Tour Of The NATO Countries 不滅の人気を誇るトランペッター、チェット・ベイカーがヨーロッパツアーの際にパリで吹き込んだ薫り高いアルバムです。メンバーはジェラルド・ガスキン(p)、ジミー・ボンド(b)、バート・デール(ds)と、リチャード・ツワージック(p)、ジミー・ボンド(b)、ピーター・リットマン(ds)という2つのカルテットによるセッションで構成。Summer Time、You Go To My Head、Tebderlyといったスタンダードナンバーではアンニュイで枯れた味わい深いトランペットを聴かせています。B面はこの録音直後夭折してしまう伝説のピアニスト、ツワージックに代わり組曲風の展開となっています。時折セロニアス・モンクを想起させるツワージックの個性的なタッチが印象的です。ジャケットにはベイカーの楽旅を日記風に解説しており1955年9月6日のパリを皮切りに翌年4月に至るまでの長期間のツアーとなっています。時は東西冷戦下のヨーロッパ、当時24歳の人気、実力ともアメリカ随一のベイカーは西側各国の聴衆に大きなインパクトを与えたのでしょうか。US Original Pacific Jazz PJ-1218 mono DG フランスBarclay原盤をアメリカのPacific Recordsからリリースしたもので1956年のファーストプレスだと思われますがコーティングジャケットは経年劣化で擦れ、黄ばみ、汚れ、シール貼りがあります。盤はA面2から3曲目にかけて傷があり(写真5枚目)数回大きめのノイズが入ります。他は所々小さなチリ、パチノイズが入るところがありますがあまり問題ないと思います。ただ少しでも気にする方はご遠慮ください。本人ではなくモデルという説がありますが著名カメラマンWiliams Claxton撮影による実に絵になるジャケットも魅力ですね。商品の情報カテゴリー : 本・音楽・ゲーム > レコード > 洋楽商品の状態 : 傷や汚れあり発送元の地域 : 兵庫県